あの大雪で大変心配していましたが、前日の最終下見の結果、なんとか開催を決定!比較的雪の少ない場所で行程を変更しての開催も検討したのですが、やはり深い雪の中、本当の雪遊びをしてもらいたい、との思いから予定通りの行程で開催となりました。
今回は新庄村コース。最初の場所はセラピー基地もある毛無山ふもとの田浪キャンプ場です。積雪は60〜70pでしょうか。
冬山にて、スノーシューを履いてセラピーコースを歩きます。セラピーガイド3名についていただき、夏山との違いや樹木について解説も聞きました。
途中に動物の足跡が見れるかなぁ、と探していると、キツネ、テン、ヤマドリ、ウサギなど、たくさんの足跡を発見できました。単純に足跡の形状だけでなく、その幅などから歩き方の特徴も考えて判断するようで、私にはすべてイノシシの足跡に見えました・・・。
皆さん初めてのスノーシューでしたが、後半は慣れてきたのか、踏み固めてない新雪の上を歩いていました。これこそ醍醐味ですが、新雪は本当にしんどい・・・。実は昨日下見でコースを踏み固めながら歩いたのですが、100mおきに休憩してました・・・。
森の木々もたくさんの雪が積もり、途中アーチのように地面まで先端が折れ曲がっているものもありました。
スノーシューに参加されなかった方は、自由に雪遊びです。ソリやチューブを用意していましたが、ほぼみんなチューブで斜面を滑り落ちてました。
斜面を登るだけでも新雪なので大変しんどいはずですが、チューブを抱えておよそ2時間、遊び倒してました。
雪で遊ぶというのは、想像以上に体力を消耗します。でもその想像以上に子供の体力というか、未知の遊びに対する探究心なのかが上回っていたようです。
今回は大雪の報道もあってか、テレビ局3社、新聞1社が取材にきてくださり、子供たちにインタビューもしてました。昨日の夕方ニュースで各局とも放送いただき、ありがとうございます。
もう私達のツアーではお馴染ですが、新庄村といえば「ひめのもち」。そして餅つきです!
今回は達人による実演はもちろん、そのあと子供たちも1臼、最初からつかせていただきました。
雪遊びと同じくこちらも初体験だったようで、そのあと捏ねて丸餅にする所まで一緒にやりました。
やっと昼食です。メニューはもちろんつきたてのお餅達。場所は山の駅あじわいの宿新庄さんです。
つきたて餅をあんこ、きな粉、納豆、大根おろし、砂糖醤油、ゴマなど、好きなトッピングで食べていただきます。ほかにもズイキ(芋のつる)の煮付けやアマゴの甘露煮、温かい根菜汁、囲炉裏で焼く五平餅など、まさに里山の懐かしい料理です。
さらに時間を少しおいてモッフル(お餅のワッフル)と揚げ餅をデザートに!
う〜ん・・・ちょっと餅すぎたかな。でも子供たちは大喜びだったので、これで良しです。
あっ、ちなみに五平餅はついたお餅を使うのではありません。普通のお米を使用するのです(次回は五平餅作りも体験にいれようかな?)。
昼食後もまだ遊びます。
雪を集めてかまくら作りです。時間が1時間程しかなかったので、完成できるか不安でしたが・・・見てください、この立派な建造物を。玄関(入口)には雪だるまオブジェ。中には幻想的なキャンドルライト・・・1時間でこれだけ作れるとはたいしたものです。
・・・でも多くの子供は途中からソリ(チューブ)遊びに・・・、よっぽど楽しいんでしょうね。
途中警戒していたのですが、案の定屋根雪が落ちてきました。こういった建物の側で遊ぶ際には、屋根雪に注意が必要です。雪の下の溝などにも注意です。
最後は蒜山に移動し、休暇村蒜山高原さんにて温泉入浴です。
蒜山の雄大な雪景色を見ながら疲れを癒していただきます(次回からスタッフも入浴するべきだな・・・)。
帰り際になって雪がちらちら・・・。どうやわ予報通り2日間程大雪の予感。本当に大雪の合間、絶妙の日程設定でした(最後にまさかの自画自賛)。
今回は天候にも恵まれ、まさにアドベンチャーを体験していただけました。
でも、そんな大雪で安全にツアーが実施できたのは新庄村のみなさんのおかげです。
山の駅あじわいの宿新庄のみなさま、ガイドのみなさま、メルヘンプラザのみなさま、役場のみなさま、本当にありがとうございました!
さて、来年ではなく、今月の22日、23日には1泊2日、蒜山にてアドベンチャーがあります。すでに満員ですが、今回の経験も早速いかして、よりよいツアーを実施したいと思います。